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嵐山町web博物誌・第1巻「嵐山町の動物」

第2章:森や林の主な動物たち

第1節:森林の動物と四季の変化

6.木の花に集まる動物たち

 若葉が広がり、動物たちの姿が盛んに目につく頃になると、雑木林では次々と木々の花が咲き始めます。エゴノキやウワミズザクラなど、木の枝全体が白くつつまれるような花や、あるいはウツギやヤマツツジなどのように小さな木の花など、いずれの花にもたくさんの動物たちが蜜や花粉を求めて訪れます。中でもハチの仲間は多く、大きなクマバチや小さなミツバチなどが次々と花を移りながら蜜を吸う姿は町内でも良く見られる光景です。ここではそんな雑木林に咲く木々の花に集まる動物たちについて、その代表的なものをいくつか紹介します。

 
  • エゴノキの花に見られるクマバチの写真 クマバチ(ダンゴバチ)はいろいろな花に集まり、エゴノキの花にもよく見られます。エゴノキは高いところに花があることが多いのですが、大型のクマバチは羽音も大きいのでよく目立ちます。
  • ウツギの花にとまるクマバチの写真
    クマバチはウツギの花でもよく見られ...全文
  • ウツギの写真
    流れの脇や林縁などで見られるウツギは...全文
  • ウツギの花にとまるハチ
    ウツギの花と関わりの深いハチには...全文
  • ガマズミの写真 5月、沢沿いの林などで白い花を咲かせるガマズミには、ハチ、ハエ、カミキリムシやハナムグリ等々、実に多くの生きものが訪れます。

  • クロハナムグリの写真

    クロハナムグリは様々な花に訪れますが、ガマズミの花が...全文

  • ヒラタハナムグリの写真

    春先に咲く樹木の花には、小さなヒラタハナムグリを...全文

  • オオヤニハナバチの写真

    マメ科の樹木に咲いた花に、オオヤニハナバチが...全文
 
 
  • ハキリバチを捕まえたアズチグモの写真 花で待ち伏せるクモ
    花に訪れる虫たちを、まるで花の一部になったかのように待ち伏せ、獲物を捕らえて食べるクモがいます。このクモはアズチグモという種で、樹木の花ではありませんが、林縁の花上でハキリバチの一種を捕まえていました。