嵐山町web博物誌・第1巻「嵐山町の動物」
第2章:森や林の主な動物たち
第1節:森林の動物と四季の変化
6.木の花に集まる動物たち
若葉が広がり、動物たちの姿が盛んに目につく頃になると、雑木林では次々と木々の花が咲き始めます。エゴノキやウワミズザクラなど、木の枝全体が白くつつまれるような花や、あるいはウツギやヤマツツジなどのように小さな木の花など、いずれの花にもたくさんの動物たちが蜜や花粉を求めて訪れます。中でもハチの仲間は多く、大きなクマバチや小さなミツバチなどが次々と花を移りながら蜜を吸う姿は町内でも良く見られる光景です。ここではそんな雑木林に咲く木々の花に集まる動物たちについて、その代表的なものをいくつか紹介します。