嵐山町web博物誌・第7巻【祭りと年中行事編】
7.根岸観音(秋)|村の行事,現在の行事
『観音経』によれば、観世音菩薩は、身を三十三に変化して衆生(しゅじょう)を済度(さいど)される慈悲(じひ)の仏であるとされており、庶民の現世利益(げんぜりやく)をかなえるものとして尊ばれてきました。
嵐山町根岸の観音様は十月二十日が縁日で、近郷近在から多くの人々が参拝に訪れます。根岸の観音様は安産と子育ての御利益があるといわれています。根岸の観音様は講が組織され、比企郡の各地から講員が参拝にきました。根岸では二月(昼)と十月(夜)に講が行われます。