嵐山町web博物誌・第7巻【祭りと年中行事編】
3.秋祭り|村の行事,現在の行事,稲作の行事
十月の声を聞くと、あちこちで秋祭りが行われます。社頭に白くはためく幟(のぼり)と、露店が立ち並び、大勢の人びとで境内がにぎわうさまは何ともいえない充実感があります。
実りの秋に神様の、
恵み称える村祭り、
ドンドンヒャララ
ドンヒャララ…
と歌われるごとく、秋祭りは豊年万作を祝って神々に感謝する点で、ほかの季節の祭りとはひと味ちがい、ムラじゅう総出で収穫の喜びを素直に味わうことができたのでした。こうした祭りは、生活にリズムを与えるとともに、翌年への活力を培う場として機能してきましたが、後継者不足などから民俗芸能が衰退している問題もあります。