第4章の秋冬は、二百十日から冬至までの期間にあたります。台風シーズンを迎え、稔りの時期に近付いた稲が風の被害を受けないようにと行われる風祭りの第1節、豊かな稔りの秋に感謝するさまざまな収穫祭をとりあげた第2節、麦蒔きも終えて農閑期がやってくると、気分ははや正月となりますが、乾燥した季節には火伏せの祭りを行って気分を引き締めます。第4節は一年のしめくくりの行事で構成されます。