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嵐山町web博物誌・第7巻【祭りと年中行事編】

7.越畑の獅子舞3|村の行事,現在の行事

 獅子舞は、宿での奉納が終わると、街道下りと呼ぶ行列で八宮神社へ向かい、神社境内で再び奉納されます。
 行列の先頭に立つ万灯は重いので、途中からトラックにのせ、また、神社が近づくと、持って運びます。神社に到着すると、最初に初庭を行います。この後、祭典が行われ、次いで二庭を行います。
 二庭は、街道下り、出の笛、神楽、寄太鼓、休みの笛、歌、獅子の舞、花笠を寄せる、トーホーヒャーリホニ、終りの笛、富士崎で構成されています。二庭では、一頭の雌獅子を二頭の雄獅子が奪い合う所が見所です。
 歌は、「この宮は 飛騨(ひだ)の匠(たくみ)が 建てたよな くさびひとつで 四方固める」というものです。
 獅子舞が終わると、獅子舞を見ていた人たちは万灯の花をもらって帰ります。

雌獅子隠し|写真 雌獅子隠し。花笠の中に隠れている雌獅子を、雄獅子が中立とともに探し歩きます。

ササラ|写真花笠っ子|写真
花笠っ子はササラをすります。このササラという楽器の名称が芸能の名称にもなっています。

笛吹衆|写真 獅子舞は笛吹衆のリードで進みます。現在、大人の人とともに、子どもたちも笛を吹いています。

獅子舞の終わり|写真 八宮神社での獅子舞が終わると、参詣者は万灯の花をもらって帰ります。