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嵐山町web博物誌・第7巻【祭りと年中行事編】

2.各地の天王様 〜川島・古里〜|村の行事,現在の行事

川島

大人神輿|写真
大人の神輿は大勢の人が担ぎ、激しくもみます。

 川島の天王様の祭りは、以前は七月十九、二十日でしたが、今は土日に行っています。以前は、十九日には神輿を出して、洗って御霊移(みたまうつ)しをし、氏子が胡瓜(きゅうり)を持って参詣し供えました。そして、二十日には子ども神輿が出るだけでしたが、現在は青年会の神輿も出て賑やかに行われています。
 現在の、祭りの行列は先頭は高張(たかは)りの提灯で、次に子どもたちの神輿、囃子の屋台、大人の神輿という順で地区内を廻ります。

高張提灯と子ども神輿|写真 高張りの提灯を先頭に、子どもたちが担ぐ神輿が続きます。

囃子屋台を引く子どもたち|写真 囃子の屋台も子どもたちが引いて、祭りを盛り上げるのに子どもたちの力が重要な役割を果たします。

金魚売りの店|写真 祭りには、金魚売りの店も出ます。

古里

万灯に神輿|写真
万灯が先に、神輿がその後をついて行きます。

 古里の八坂神社の祭りは、天王様ともいい、七月二十四、二十五日でしたが、現在は近い日曜日です。祭りの目的は悪病よけです。古里の二区が氏子であり、以前は神輿を氏子のそれぞれの家でもみました。田んぼに入ったりもしたそうです。一時中断しましたが、その時に病気や交通事故が起きたので、再開しました。
 現在は、祭典が行われ、御神酒を飲んだ後、地区内を回って歩きます。万灯を持った人が先に、その後に神輿が行きます。その後に、祭り囃子が演奏される屋台が続きます。他地区との境では、神輿をもみ、最後に高くかかげて、その場で神輿を回します。

御仮屋での祭典|写真 神輿が安置された御仮屋で祭典が行われます。

神輿|写真 御神酒をいただき、いよいよ神輿がくり出します。

万灯|写真 万灯は、一番先には榊(さかき)と花、その下に「交通安全」・「五穀豊饒」などと書かれた灯籠、その下に竹ヒゴに花がつけられ、水引が下がります。

神輿をもみ歩く|写真 地区内をもんで歩きます。

榊払い役|写真 榊(さかき)で払って歩く人がいて、この人は籠(かご)を持ち、籠の中に氏子がオヒネリを入れます。