嵐山町web博物誌・第7巻【祭りと年中行事編】
5.越畑の獅子舞1|村の行事,現在の行事
獅子舞は、ササラといわれます。獅子舞の由来は数百年前、旱天(かんてん)が続き飢饉(ききん)にみまわれ、疫病(えきびょう)も流行したので、越畑の人たちは相談し、伊勢山田(現三重県)から獅子舞を習い始めたのだといいます。
獅子舞が行われるのは七月二十五日(現在では前後の近い日曜日)の八宮神社の夏祭りです。その他に、臨時に雨が降らないで困った時には、雨乞いの獅子舞が行われました。
獅子舞は、万灯、法螺貝、先払(さきばら)い、先達(せんだつ)(神主)、氏子総代、棒司(ぼうつかさ)、花笠っ子、笛吹き衆、中立(だち)、獅子三頭の順で、行列を作り神社まで進みます。
二人の棒司が四方固めをして、獅子が舞う場を清め、それから、四人の花笠がササラをする中で、獅子三頭が舞います。