嵐山町web博物誌・第3巻「嵐山ジオロジア」
第2節:地形とくらし
第2節:地形とくらし
日本各地の主な河川沿いや平野の周辺部には、段丘地形(河岸段丘)が発達することが多くあります。人々は、この段丘面をうまく利用して暮らしてきました。
集落には、平坦で洪水の被害を受けにくく、飲み水が確保しやすい場所が選ばれます。つまり、川から適度に離れ、湧き水や井戸水が豊富な段丘面上に集落がつくられることが多いのです。
一方、主食である稲を作る水田は、水の確保が容易な低地を開拓してつくられました。また近世以降、この地域では養蚕が盛んだったため、桑畑も多くつくられました。
第2節:地形とくらし