嵐山町web博物誌・第7巻【祭りと年中行事編】
COLUMN
5.コラム:小川の七夕
七小川の七夕
比企郡小川町では、八月七日に各家々で行われる七夕の他に、小川町の産業復興を目的として始まった七夕祭りが有名です。小川は和紙で有名ですが、戦後、一時期、和紙業界が不況に陥り、その影響が小川の経済界全体に波及していったことがあり、この不況を覆(くつがえ)そうと、小川町産業経済界が一致団結して昭和二十四年に祭りを行ったのが始まりということです。竹飾りの短冊には小川の和紙を使い、花火も打ち上げられて、とても賑わいました。
現在は、七月に行われる天王様と一緒に七夕が行われるようになったため、七月の二十日過ぎの日曜日に行われています。
小川の七夕祭りは、近隣市町村(東上沿線川越以西)を含めた広い地域の祭りとして多くの人々に親しまれています。
嵐山町からも歩いて出かけるほどの祭りで、県内でも入間川・本庄と並ぶ代表的な七夕祭りです。