嵐山町web博物誌・第7巻【祭りと年中行事編】
2.書き初め|家の行事
子どもたちは、冬休みに入ると書き初めをします。学校からもらったお手本を見て何十枚も書きました。親戚中に配っておこづかいをもらうのが楽しみでした。また、友だち同士でも交換します。もらった家では、年神様の飾ってある部屋に貼っておきました。
書き初めは、一般には言葉のとおり、新年を迎え初めて毛筆で文字を書く行事を指します。こうすることで書道の上達を願ったのです。古くは一月二日の仕事始めに行われましたが、嵐山町では遅くとも大正時代には年の暮れに行っていました。