嵐山町web博物誌・第3巻【地質編】
第2節:グリーンタフ時代の嵐山町
2.海の侵入
嵐山町や滑川町では、七郷層上部、滝層、畠山層(はたけやまそう)下部の砂岩層や泥岩層から貝化石が発見されています。
発見される貝化石は沖合いのやや深い海底に棲むものが多く、この時代は急速に海が深くなっていったものと思われます。
貝のほかにウニの化石も見つかっています。
七郷層・滝層・畠山層に含まれる二枚貝化石
下の化石は、現生の近縁種が大陸棚下部〜大陸斜面に生息していることから、沖合のやや深い海底に棲んでいたと推定されます。
※1目盛=1mm
第2節:グリーンタフ時代の嵐山町