嵐山町web博物誌・第1巻「嵐山町の動物」
第5章:人家周辺の主な動物たち
第2節:神社、学校などの動物たち
1.寺社周辺に多いハチ類
古いお寺や神社の柱などには、甲虫類などが脱出したあなを利用して巣をつくるハチ類が多く見られます。親バチはあなの中を泥やヤニ、植物の葉をかみつぶしたものなどで仕切って、いくつかの部屋をつくり、幼虫のエサとしてクモや昆虫、花粉などそれぞれの種類が決まった獲物を貯えます。
また寺社には広い裸地の庭があるのがふつうです。最近はゲートボール場になっていることも多いようです。そのような地面にあなを掘って、地中に巣をつくるハチもいます。春になると巣の入り口に泥を盛り上げていたり、オスが地面すれすれに飛びまわっているのを見かけます。
-
1...セグロアシナガバチは...大型の種で、巣の上部は平らです...全文 -
2...コガタスズメバチの巣は初期の段階ではとっくりを逆さまにしたような...全文 -
3 ジガバチモドキの仲間は竹づつや柱のあななどを泥で仕切って...全文 -
4オオフタオビドロバチは大型の種で...全文
-
5ハラナガハムシドロバチは竹づつなどを...全文 -
6ツルガハキリバチは植物のやわらかい葉を...全文 -
7...シロスジカタコハナバチは大型の種で...全文 -
8スズバチの巣は最初にツボを固めてつくってから...全文