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嵐山町web博物誌・第1巻「嵐山町の動物」

第3章:草むらの主な動物たち

第1節:山すそや路ぼうの草むら

3.草上で獲物を待ち受けるカマキリ

 鎌のような前脚と、大きな目をした三角形の顔。カマキリはその特徴的なスタイルに加えて大きな体をしていますので、その姿は印象的です。
 カマキリは虫をつかまえて食べる虫ですので、ほかの虫がたくさんすんでいるような環境の良い場所でないと生きていけません。嵐山町にはオオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリの4種類のカマキリがすんでいます。ここでは、その中で最も大きくて野山でよく見られるオオカマキリを中心に取り上げます。

獲物を待つカマキリの写真虫をつかまえて食べる昆虫には、エサのつかまえ方にいくつかのタイプがあります。カマキリは、葉や花の上にいて、近くに来る虫をじっと待つというタイプのつかまえ方をします。

 
  • カマキリの卵のう写真
    カマキリの仲間は、卵で冬を越します...全文
  • カマキリのつかみ方写真
    ...カマキリをつかまえるときには、このように...全文
  • カマキリの交尾の写真
    カマキリは...おんぶして交尾します...全文
  • 卵のう断面の写真
    卵のうの断面です。卵は、黄色くて細長い形をしています。
  • カマキリ幼虫の写真
    カマキリは幼虫と成虫が同じような形をしています。幼虫の時から虫をつかまえます。
  • 獲物を捕まえたカマキリの写真
    獲物をつかまえました。
  • 草むらのカマキリ写真
    よく茂った草はらが、オオカマキリの好みの環境です。
  • カマキリの写真オオカマキリの後バネの写真
    オオカマキリによく似た種に、チョウセンカマキリがいます。外見はよく似ていますが、後バネの色が異なります。オオカマキリは、上の写真のように広く暗紫色をしています。