嵐山町web博物誌・第1巻「嵐山町の動物」
第3章:草むらの主な動物たち
第1節:山すそや路ぼうの草むら
3.草上で獲物を待ち受けるカマキリ
鎌のような前脚と、大きな目をした三角形の顔。カマキリはその特徴的なスタイルに加えて大きな体をしていますので、その姿は印象的です。
カマキリは虫をつかまえて食べる虫ですので、ほかの虫がたくさんすんでいるような環境の良い場所でないと生きていけません。嵐山町にはオオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリの4種類のカマキリがすんでいます。ここでは、その中で最も大きくて野山でよく見られるオオカマキリを中心に取り上げます。
虫をつかまえて食べる昆虫には、エサのつかまえ方にいくつかのタイプがあります。カマキリは、葉や花の上にいて、近くに来る虫をじっと待つというタイプのつかまえ方をします。