嵐山町web博物誌・第1巻「嵐山町の動物」
第3章:草むらの主な動物たち
第2節:畑で見られる動物
1.畑の害虫
家庭菜園でちょっとした野菜をつくったり、農家であれば大規模に畑をやっていることもあるでしょう。そして気になるのが「虫害」です。昆虫はエサのある場所で大発生します。畑は虫にとっても格好のエサ場なのです。人は虫害を防ぐためにその“種”について詳しく勉強し、その防除策を思案してきました。ですから「害虫」と言われる昆虫については大変よく知られています。害虫についてすべてを紹介しようとすると何冊もの本が出来てしまうほどです。ここでは嵐山町内でよく見かける害虫について、特徴的な種類をいくつかあげてみましょう。
キュウリの葉にはオレンジ色のウリハムシがついているのをよく見かけます...全文-
アスパラガスに赤いハムシがついていたら、それがジュウシホシクビナガハムシ...全文 -
あざやかな色彩のナガメは、アブラナ科の植物につくカメムシ...全文
小麦が収穫期になっても種子が大きくならないことがあります(右の3つ)。種子を分解して、小さな赤いウジが現れたら、それはムギアカタマバエの幼虫です。4月下旬〜5月上旬に成虫が出現し、開花中の小麦に産卵します。ただし、田んぼを利用した麦作では発生しません。
モンシロチョウとスジグロシロチョウの違い
モンシロチョウとスジグロシロチョウは一見良く似ていますが、ハネに黒いスジがあるかないかで容易に区別できます。