嵐山町web博物誌・第2巻【植物編】
第2節:B地区の植物
5.嵐山渓谷—秋
秋になると、草木が来年に備え結実したり落葉したりする一方で、シダ植物が目立ってきます。
花をつけないシダ植物は、普段気にも留められませんが、他の草木が枯れて緑が少なくなると、俄然その存在感を示すのです。
注意して見ると、かなりの種類のシダ植物があることに気づきます。
晩秋は、嵐山渓谷の最も美しい季節と言えるでしょう。
この渓谷は、雑木林がそのまま保護されていることに加え、カエデ類が多数植栽されています。
様々な植物たちの錦織なす紅葉が、嵐山渓谷の特徴です。
北側散策路エリア
半島・大平山・東側散策路エリア
半島のあずま屋近くでは、ヤマハッカ、ノコンギクが見られます。
樹木ではオトコヨウゾメ、ヤブムラサキが赤や紫の実をつけています。
半島の散策路沿いには、様々な植物が柵で仕切られていました。
先端の草地は、ほぼ全面がススキに覆われ、一部でワラビも見られました。
第2節:B地区の植物