嵐山町web博物誌・第1巻「嵐山町の動物」
第6章:野生動物の保護
第1節:嵐山町の自然保護活動
4.緑のトラスト保全第3号地
町名発祥の地として知られる「武蔵嵐山渓谷」は、外秩父の山から流れこむ槻川の清流と、周囲の緑が美しい景勝地です。大平山一帯は、昭和初期には細原という半島状の場所を中心に料理旅館が建てられ、たいへん多くの人々で賑わいました。 この渓谷沿いには、今でも特有の自然が残され、嵐山町内でもここから確認されているだけの動物がいくつも知られています。また細原には開けた草地があり、ここではクルマバッタなど草地性の動物が見られます。
嵐山渓谷は、昭和の頃には観光客でたいへん栄えたと聞いています。現在ではトラスト地として...全文
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トラスト地から大平山頂に向かう山道の途中に、真新しいアオゲラの巣あなが...全文 -
トラスト地に向かう林道を歩いていると、良く道脇の葉上でアトボシアオゴミムシが...全文 -
ハグロトンボのオスどうしが、飛びながら縄張り争いをしています...全文
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嵐山渓谷周辺の草地には、数種類のバッタが見られます。クルマバッタはその代表的...全文 -
山地性でガレ場に多いニクイロババヤスデ。雨上がりのトラスト地では路上を這う姿を...全文 -
腹部が一定の間隔で白い筋に区切られているところを「物差し」に見立てたモノサシトンボ...全文
埼玉県内のトラスト地
財団法人さいたま緑のトラスト協会により取得された「緑のトラスト保全地」は平成24年5月現在、全部で11ヵ所です。
第1号地 | さいたま市:見沼田圃周辺斜面林(さいたま市緑区南部領辻、1.1ha) |
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第2号地 | 所沢市:狭山丘陵・雑魚入樹林地(所沢市上山口、3.4ha) |
第3号地 | 嵐山町:武蔵嵐山渓谷周辺樹林地(嵐山町鎌形ほか、13.5ha) |
第4号地 | 飯能市:飯能河原周辺河岸緑地(飯能市矢颪ほか、2.3ha) |
第5号地 | 宮代町:山崎山の雑木林(宮代町山崎、1.3ha) |
第6号地 | 入間市:加治丘陵・唐沢流域樹林地(入間市寺竹、11.1ha) |
第7号地 | さいたま市:小川原家屋敷林(さいたま市岩槻区馬込、0.7ha) |
第8号地 | 北本市:高尾宮岡の景観地(北本市高尾、3.5ha) |
第9号地 | 狭山市:堀兼・上赤坂の森(狭山市堀兼、6.0ha) |
第10号地 | 加須市:浮野の里(加須市北篠崎・多門寺、5.4ha) |
第11号地 | 蓮田市:黒浜沼(蓮田市黒浜、6.6ha) |