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第6巻【近世・近代・現代編】- 第4章:教育・学校

第4節:社会教育

修養団

行事予定について

一、講演会
日時 七月二十二日午后一時半より
場所 七郷小学校講堂
講師 社会福祉事務所長
議題 母と子供の問題
清水福祉事務所長は慶応大学卒業後厚生関係官に多年勤務しこの道のベテランです。

二、英語、国語学習講座開設
中学校生徒を対象にして英語、国語の学習を夏季休業中実施して修養と不良化防止を企画いたしましたから進んで御参加下さいますやうおすすめいたします。
講師 修養団白上舎 山梨努先生
          その他本部員
場所 越畑 金泉寺
会費 若干
後日申込書を作製し詳細をお知らせいたします。

三、東京青年ホームのキャンプについて
修養団東京青年ホームの人達が武蔵嵐山にキャンプを開催いたします。
期日 八月十九日より二十二日まで
例年菅谷支部では歓迎慰問を行って居りますので本年は初秋蚕の最盛期で御都合も御ざいましょうが左記の通り実施いたしますから御繰り合せの上御参加下さい。
 八月十九日 支部旗を持って嵐山駅にて歓迎(時間は後日有線放送にてお知らせ)
 八月二十一日 慰問予定

四、指圧講習
家庭の主婦として又は娘として老人やお姑さんに指圧療法を習って夕食后のひと時を喜んでいただくことは明るい家庭をきづく上に意義あることと存じます。
講師 埼玉県指圧師会長 小高英一先生
日時 見て
講習料 無料
決定次第お知らせいたしますから多数御参加下さい。

五、団体放送について
七月十四日 副支部長 安藤春子
      家政部長 市川みち子
七月二十八日 総務部長 強瀬喜平
       庶務部長 藤野姫作
八月十日 編集部長 福島市平
     同副部長 荒川静子
八月二十四日 会計部長 市川源三
       副支部長 青木金作
九月八日 娯楽部長 飯島信子
     同副部長 船戸りえ
            その他
九月二十二日 白ゆり会班長 関口節子
                その他

六、会費徴収について
修養団菅谷支部では機関誌「ともしび」を発行して会員その他に配布いたして居ります。その紙代及会の運営の費用に当てるため年参拾円の会費をいただくことになっております。
この会費を納入下されば「白ゆり」「向上」等の雑誌をおとりにならなくても修養団員であります。
会員の皆様全体が一人で一人づつ会員の倍加運動に御協力下さい。
会費は七月三十一日までに会計係に御納入下さいますよう各班長さんにお願い申上げます。

七、新入会員
千手堂 関根ふじ
    瀬山よし
    高橋たみ
    内田とも
越畑  市川ふみ子

◎おもいのままに
      太郎丸 荒川静子
白ゆりを 読めば母まで のぞきこむ
ねむの花 昼のつかれを 忘れさせ
たそがれに ほんのりと咲く ねむの花
昨日まで 麦田も今日は 青田かな
耕うん機 進むエンヂン 勇ましく

◎縁あって
お互いに縁あってこの世に生れてきた。
そして、縁あっていろいろの人とつながりを持っている。縁あって……何だか古めかしい言葉のようだけどそこにまた一つの深い味わいがひそんでいるように思える。
人と人とのつながりというものは、とかく人間の個人的な意志でえたと思い易いもので、だからまたこのつながりは、自分ひとりの考えで、いつでも断てるように考えやすい。
だが、本当はそうでない。実はそこに、人間のいわゆる個人的な意志や希望を越えた一つの深い縁の力が働いているのである。
そうすれば、お互いにこの世の中における人と人とのつながりを、もうすこし大事にしてみたい。不平や不満で心を暗くする前に縁のあったことを喜び合い、その喜びの心で誠意と熱意をもって、お互いのつながりを更に強めていきたい。
そこから暗雲をも光明に変えるぐらいの力強い働きが生れてくるのである。

  あらそいは勝ってもまけても
     人の心に深い傷を残していく

『ともしび』第16号 修養団菅谷支部, 1960年(昭和35)7月11日
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