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第6巻【近世・近代・現代編】- 第3章:産業・観光

第3節:農耕・園芸

育雛所建設

 菅谷養鶏振興会(会長杉田庄治郎氏)の協業による育雛所(いくすうしょ)建設事業は去る十二月三十日着工となった。
 その構造は育雛舎三棟七八五・五平方米(メートル)、外附属建物三棟一四四平方米である。千手堂橋北上の山林を開拓して造成するもので、高台で絶景のか処である。

『菅谷村報道』164号 1966年(昭和41)1月20日
『菅谷村報道』165号 1966年(昭和41)3月20日にも同一記事掲載

育雛所建設用地 1965年(昭和40)12月撮影

育雛所建設用地|写真1

育雛所建設用地|写真2

育雛所建設用地|写真3

育雛所建設用地|写真4

菅谷養鶏振興会育雛所の場所は現・嵐山町千手堂の平成楼(へいせいろう)あたりであった。

育雛所落成

 千手堂橋北上の台地を占める菅谷養鶏振興会の協業による育雛所は四月中旬完成を見、去る五月二日を卜して、その落成披露が盛大に挙行された。
 本事業は農業構造改善補助事業として実施されたもので敷地約三三〇〇平方米、建物は育雛舎二棟七八六平方米、附属建物三棟一四四平方米の近代的な構造で、内部施設もまた最新の機具を導入したりっぱなものである。
 事業費は約九六〇万である。

『菅谷村報道』169号 1966年(昭和41)9月15日
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