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第6巻【近世・近代・現代編】- 第3章:産業・観光

第3節:農耕・園芸

「みつち会」支部結成 —若い篤農家で—

 「農作物と話が出来るやうになった。」と説かれる土の人丸木長雄先生の主宰する「みつち会」の支部が村の若い篤農家によつて結成された。メンバーは次の諸氏である。
 中島金吾、内田稔、中島一雄、簾藤甲子治、岩沢康雄、吉野勇作、岩沢茂雄
 中島金吾君はその抱負を語る。「戦後に於ける異常な経済情勢から農村にも種々農業経営説が流行し、色々の研究会などが出来たが余り永続しなかつた。吾々は丸木先生の指導の下にあくまで土と取組んで、地味ではあるが極く着実な経営を続けて行きたい。そこに又経営の新境地が開けて来ると信ずるのである。」と

『菅谷村報道』1号 1950年(昭和25)4月20日

※丸木長雄氏には『甘藷栽培精説』(八雲書店、1945年)、みつち叢書『馬鈴薯の高度栽培』(生田書房、1949年)、同『稲』(みつち出版部、1954年)等の著書がある。

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