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第6巻【近世・近代・現代編】- 第3章:産業・観光

第1節:景勝・名所

武蔵嵐山(嵐山渓谷)

観光バスが 県道 村道 を占領
          県道改修見込うす

嵐山再開については「百家争鳴」、名論、珍論、はなやかであるが、庄田氏と東武を結びつける根本的な動きは已然として膠着状態の模様。この内部事情にはお構いなしに、今春以来、遠足、キヤンプ、鮎漁等の団体客が、殺到して村民に新しい話題を投げている。処がこゝに困つたことは、この観光客の遊覧バスが、駐車場のないまゝ、県道といわず、村道といわず、あらゆる空地を求めて停車し交通を妨げる。去る六月末には東京某学園の生徒七百名が大型バス十数台を連ねて来遊、菅谷の本通り片側を占領して、その余は、村道に進入、デンと腰を下してしまつた。これで半日は思いがけない交通異変。村では、菅谷から千手堂に至る県道改修を県に陳情したが本年は不可能だという。

『菅谷村報道』91号 1958年(昭和33)7月30日

道路を占領したバス|写真1

道路を占領したバス|写真2

道路を占領したバス|写真3

道路を占領したバス|写真4

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