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第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第4節:平成

平成の大合併

市町村合併を考える11

比企地域任意合併協議会で合併方式などを審議しました

 3月28日、東松山市役所において第2回比企地域任意合併協議会が開催されました。1市4町3村(東松山市、滑川町、嵐山町、小川町、都幾川村、玉川村、吉見町及び東秩父村)の市町村長、議長など30名が出席し、比企地域の合併について共通の認識を深めました。
 会議では、合併目的の確認や今後のスケジュールなどのほか、合併協議の必要性及び合併のメリット・デメリットについて確認しました。合併に関する基本的な4つの項目である合併の方式、合併の時期、新市の名称、新市の事務所について合意に至るとともに、議会議員の定数及び任期の取り扱いなど重要な12項目については、今後の合併協議で議論していくこととしました。詳細は以下のとおりです。
 なお、法定協議会設置の議決日程は、6月の定例議会で議決を得ることで合意しました。
 第2回比企地域任意合併協議会での主な協議結果。(合併の基本4項目について合意しました)

基本的な協定項目

合併の方式
 1市4町3村が対等な立場で協議し、新しい市を創る「新設合併」とします。
合併の時期
 平成17年3月末日の、合併特例法適用期限内での合併を目標とします。
新市の名称
 新しい市の名称は、住民から公募したものを、合併協議会において検討し、選定します。
新市の事務所
 新しい市の事務所は、当分の間、現在の東松山市役所を主たる事務所とし、嵐山町をはじめ他町村の現庁舎は、住民に密着した業務や社会基盤整備業務の一部を担う事務所とします。
 ただし、事務所の位置については、議場をはじめ合併後の行政運営に支障をきたさないよう、今後の協議で、さらに検討していくこととします。

重要な協定項目

 12項目については、今後の合併協議で議論していくこととしました。
1 議会の議員定数及び任期の取り扱い
2 地方税の取り扱い
3 一般職職員の身分及び給与の取り扱い
4 国民健康保険事業の取り扱い
5 介護保険事業の取り扱い
6 上・下水道事業の取り扱い
7 福祉医療制度の取り扱い
8 保育事業の取り扱い
9 ごみ収集事業の取り扱い
10 学校教育事業の取り扱い
11 各種支援制度の取り扱い
12 住民の意向確認及びその方法

市町村建設計画について

 合併協議会において策定する市町村建設計画は、合併市町村のマスタープランに位置付けると同時に、住民に対し、合併市町村の将来ビジョンを示し、合併の適否を判断する最終的な材料として提供することとしました。

比企地域任意合併協議会の今後のスケジュール

4月15日
○第3回比企地域任意合併協議会
・法定合併協議会規約の確認
・協議書及び事前打合せ書の確認
・法定合併協議会設立後のスケジュール確認
・関係市町村での議決日程の調整など
・財政シミュレーションの確認

5月
○第4回比企地域任意合併協議会
・合併議決議案について
・その他

6月
○関係市町村議会での議決

7月
○比企地域法定協議会設立

※4月15日の協議結果については、次号でお知らせします。

任意合併協議会と法定合併協議会の違い

 比企地域任意合併協議会の会議・会議録は、原則公開です。希望により住民の皆さんは会議を傍聴したり、会議録を閲覧したりすることができます。
 なお、会議を傍聴する場合、会場の都合により人数に限りがありますのでご了承ください。

問合せ
 比企地域任意合併協議会事務局(東松山市役所内)【電話番号省略】
 企画課 企画財政係 【内線番号省略】

嵐山町広報『嵐山』144号 2003年(平成15)5月1日
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