第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政
平成の大合併
市町村合併を考える10
「比企地域任意合併協議会」が設立されました
〜東松山市・滑川町・嵐山町・小川町・都幾川村・玉川村・吉見町・東秩父村の8市町村で構成〜
2月27日、東松山市民文化センターで、比企青年会議所主催の「比企広域市町村合併に関するシンポジウム」が開催。比企広域圏内10市町村の首長が一堂に会し、合併に関する見解を交換しました。シンポジウムでは、今の市町村行政を取り巻く環境の中で、合併は避けて通れない問題であり、合併に関する協議会を設置して早急に検討することが必要であるという認識で一致しました。
しかし、出席した10市町村のうち、鳩山町と川島町の2町については、それぞれ「住民の意思を尊重したい」「未だ方向性が定まらない」との理由から、協議会への参加は見送られました。
この流れを受け、3月3日東松山市役所において、1市4町3村(東松山市、滑川町、嵐山町、小川町、都幾川村、玉川村、吉見町、東秩父村)が参加して、比企地域の合併を考える「比企地域任意合併協議会」が設立されました。
協議会は、各市町村の首長、議長、助役、担当職員計30名が参加し、協議会に関する規約や要綱のほか、今後のスケジュールが承認されました。また、会長には坂本祐*1之輔東松山市長が、副会長には笠原喜平小川町長、新井敬三吉見町長が、それぞれ選任されるとともに、東松山市役所に事務局が置かれました。
協議会では今後、新しいまちづくりに向けての将来構想や財政シミュレーションによる長期の財政計画などの検討を進めながら、法定合併協議会の設立に向けた協議を進める予定です。今後の協議内容につきましては、積極的に地域の皆さんに情報を提供するとともに、皆さんのご意見を伺っていく予定です。*1:祐…本来の表記は「示右」
比企地域任意合併協議会の会議・会議録は、原則公開です。希望により住民の皆さんは会議を傍聴したり、会議録を閲覧したりすることができます。
なお、会議を傍聴する場合、会場の都合により人数に限りがありますのでご了承ください。問合せ 企画課 企画財政係 【内線番号省略】
嵐山町広報『嵐山』143号 2003年(平成15)4月1日