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第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第4節:平成

嵐山町

平沢土地区画整理地内
都市計画道路平沢川島線が開通!

 平沢土地区画整理地内の平沢川島線開通式が4月8日に行われました。
 今回開通した部分は、平沢川島線の平沢地内国道254号バイパス交差点から東武東上線立体交差を抜け、県道菅谷寄居線の交差点付近までの856メートルです。幅は12メートル、片側1車線の平沢区画整理地のメイン道路にあたります。

安全で円滑な交通・流通に

 このメイン道路の開通により旧市街地の狭い道を通らず容易に、バイパスから駅の東口へ出られるようになりました。この平沢川島線の東端は県道深谷嵐山線へもつながっているため大型車なども花見台工業団地へのアクセスが容易となっています。
 将来的には、平沢川島線は、県道玉川熊谷線まで延長され、滑川町月輪に建設予定の新駅までつながる予定です。

テープカットの光景|写真

道路沿いには店舗多数出店
やすらぎの空間としての配慮も

 平沢土地区画整理事業は平成6年度に着手、事業完成は平成13年を予定しています。区画整理地の面積は34.3ヘクタール。
 この区画整理地にはさまざまな店舗の出店が予定されており、すでに大型スーパーや、ファーストフード店などの建設が始まっています。
 メイン道路の歩道部分には、「水と緑のプロムナード事業」によりビオトープの手法を取り入れた「せせらぎ緑道」を整備中です。みなさんのやすらぎの場となる水辺空間になる予定であり、地域文化と講和した居住環境を目指します。地下には巨大な雨水路を敷設しており、市街化の雨水を排出する工夫もされています。区画整理地内の各所には「親水緑地、公園」も整備中です。整備にあたっては、緑におおわれた嵐山になじむよう、昔からこの地域に自生する樹木の植栽を行い、さらには植物が生育可能な「緑化ブロック」を使うなど、緑化への配慮をしながら、「せせらぎ緑道」と一体となった景観を形成します。

せせらぎ緑道|写真
▲自然石が敷かれたせせらぎ緑道、魚も棲める水路になる予定。

※ビオトープ(生息空間)
 生命の生息する場所。地球の生態系の破壊を防ぐために、都市や農山村など、人間の活動が行われている地域で、動植物の棲(す)むことができるような場を確保すること。

地図

店舗の建設が始まっている区画整理地内|写真
▲店舗の建設が始まっている区画整理地内


4/2 農産物直売所オープン 4/14 消防分署落成

 254バイパス交差点には、4月2日にJA埼玉中央の嵐山農産物直売所がオープン、4月14日にはメイン道路沿いに建設された小川消防署嵐山分署の落成式が行われました。
 さらに、この道を東に行くと、駅東側には、秋のオープンを控えた新図書館を見ることができます。

嵐山農産物直売所

農産物直売所テープカットの光景|写真
▲テープカットの光景

 当日、テープカットのときには、すでにオープンを待ちきれないひとたちでごったがえし、駐車場も「超満杯」。開店と同時に多くの買い物客でにぎわいを見せました。

農産物直売所|写真
▲農産物直売所

買い物客でにぎわう店内|写真
▲買い物客でにぎわう店内

買い物客|写真
▲今までは、週に1度寄居の方まで野菜を買いに出かけていたとのこと。近くで品揃えも豊富なのでとても満足している様子です。

比企広域消防本部小川消防署嵐山分署

落成式の光景|写真
▲落成式の光景

 従来の分署は建築から27年を経て老朽化が著しく、支障をきたしていましたが、このたび、近代的施設を装備した新庁舎が完成、開署となりました。
 新分署は地理的にも嵐山町の中央に位置しており、設備・施設も充実し、嵐山町の消防活動に大きな役割を果たすものと期待されます。

出動表示盤|写真

嵐山分署新庁舎|写真
▲嵐山分署新庁舎

嵐山町広報『嵐山』49号 1999年(平成11)5月1日
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