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第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第4節:平成

嵐山町

町の新しいシンボル
新庁舎・健康増進センターが完成

役場新庁舎|写真

 旧庁舎の老朽化と狭あい化に伴い、平成6・7年度の継続事業で建設された役場新庁舎と健康増進センターが大字杉山堂ケ谷戸地区の丘陵に完成しました。
 4月26日には、新庁舎において落成記念式典が行われ、多くの関係者が見守るなか、町長、議長、県副知事らによるテープカットが行われました。

テープカットの様子|写真


たくさんの人に見ていただきました 町民披露

町民披露の様子(庁舎外)|写真
町民披露では、外観がオシャレ、ホテルみたいと言う人の声が多かったようです

 新庁舎と健康増進センターの完成に伴い、これらの施設を多くのかたに見ていただこうと、4月28日と29日の2日間を町民披露の日として開放したところ2日間で3千人を超える見学者が訪れました。
 また、町民披露の初日には、神輿(みこし)や郷土芸能大会、フリーマーケット、などの町民披露記念イベントが行われ、多くの皆さんの協力によって施設の完成に花が添えられました。
 本紙では記念すべくその模様を3ページにわたって紹介します。


より一層の行政サービス目指し 新庁舎での業務を開始!

 役場庁舎の完成に伴い、旧庁舎から新庁舎への引っ越しがゴールデンウイーク中に行われ、役場の業務を連休明けの五月七日から開始しました。
 業務開始にあたって町では、より一層の行政サービスを提供するため、ふれあい「ワークステイション」と題した接遇マニュアルを作成し、職員の意識改革に取り組んでいます。マニュアルの主な内容としては、住民との接し方や電話の応対などの五項目で、そのほかにも事務室内での飲食禁止や喫煙についても原則として分煙することなどが盛り込まれています。
 また、制服についても来庁者から見て職員とすぐに認識できるようにと男子が森林をイメージしたグリーン、女子は町の花ツツジをイメージしたピンクに変更になりました。

出生届出|写真
▲新庁舎での出生第1号は平沢の大塚由夢ちゃん(男)でした。
 5月8日、父親の卓也さんによって届け出がありました。


町民披露|写真1
▲応接室でしばしご歓談というところでしょうか

町民披露|写真2
▲議員さんになった気分で一般質問?

町民披露|写真3
▲議場の天井にはチョウが舞う!!

町民披露|写真4
▲展望ギャラリーや屋上からの眺めはいかがでしたか

町民披露|写真5
▲1階の待合フロアーには自然のやさしい光が入ります

町民披露|写真6
▲町長さんのイスに座っちゃった!

町民披露|写真7
▲庁舎完成に感謝の意を込めてあいさつする関根町長

町民披露|写真8
▲健康増進センターでひと汗


町民披露に花を添えたイベントあれこれ

町民披露イベント|写真1
▲らんざんフリーマーケット

町民披露イベント|写真2
▲威勢のよい神輿も登場

町民披露イベント|写真3
▲子供太鼓も応援に

町民披露イベント|写真4
▲町民ギャラリーでは文化展を開催


新庁舎を見ての町民の声 〜 報道委員会がインタビュー 〜

 新庁舎、健康増進センター、フィットネス21パークが4月28、29日に町民披露されました。多くの人たちが真剣に見学する姿を見て、町民の関心が高いことを強く感じました。
 報道委員会では町民披露の初日に見学者に感想などインタビューしました。

1階 窓口・ホールで

○入ってすぐ町民ホールがあって使いやすい。
○明るく近代的ですばらしい。
○ゆとりが充分で少しぜいたくに感じます。
○場所が近くて使いやすい(越畑)
○窓口業務の割合が総面積の中で少ない、書庫も少ない。
○町民が一番利用する課の名札が数字はよく見えて、課の名称の字が小さくて読めない。
○案内板が高い位置で見にくい。

2階 議場・会議室など

○イス、調度品など立派の一言。
○外見重視では?
○議場は立派すぎるが年に何回使うのですか。初心にかえって一生懸命やってもらいたいし、傍聴してみようと思う。
○議員さんの控室や会議室など議員さんが優遇されすぎていて親しみがなくなり大きな壁ができたように感じる。

全部見終えた人たちの声

○これからの10年20年後を考えるとこのぐらいのものは必要なのかもしれないが、今は少しぜいたくに感じます。
○議員控室とホール以外の大型テレビは無駄だと思う。
○照明が多くこれからの経費を考えると大変な出費だと思う。
○今でも坂道をきつく感じるのにこの先が心配です。

また、会議室や健康増進センターについて見学者から次のような声も聞かれました。

会議室について

○たくさんの会議室がありましたがテーブルやイスがほぼ、固定されていて、会の集まりの内容によって流動的に変えられるような部屋ではないように思えるのですが……。
○今までのような和室がなく、子供連れで使えるような気軽な会議室がないと思う。

健康増進センターについて

○もっと健康をチェックできるような設備がほしい。
○老人が集える場所がないので少しがっかりした。
○休日などに来て、日ごろの運動不足を解消したい。

家族の介助で車いすで見学にいらっしゃった人に伺いました

 まず近代的なすばらしい建物で町のシンボルとしてふさわしいと感じました。
 エレベーター、手洗い、傍聴席など障害者用施設を全部体験しましたが、やさしい心くばりにどんな用事も健常者と対等にできると思いました。
 一階の町民のための多目的ホールや各課窓口、機能的な事務室など町民本意に考えてできていると思いました。書庫も見やすく、議員さんも職員も大いに活用していただき、すばらしい新庁舎の外観と、内容が一致した仕事をしていただきたいと思います。

会議室の利用について

 新庁舎の会議室は、中央公民館、勤労福祉会館の会議室と異なりまして、町民の皆さんや団体に直接貸し出すことはできません。町民ホールはご利用いただけますので、総務課庶務係までお申し込み下さい。(貸し出しできない場合もありますので電話で確認して下さい)。
総務課 

健康増進センターの利用等について

 健康増進センターは、上体起こし、全身反応測定器やエルゴメーター等の7個の体力測定器と血圧、身長、体重測定器等の心肺機能・形態測定できる器具を備えており、一人一人の測定結果をコンピューターにより体力評価することができます。また、トレーニングアドバイス(トレーニングメニューの表示)、総合アドバイス(筋力、瞬発力等7項目の体力表示)の健康体力表がコンピューターにより打ち出され、目で見ることができます。そして健康体力表により増進センターの体力測定器とフィットネス21パーク(公園)に備えてあるヘルスビート(健康器具)等を活用することにより体力増進、健康づくりが計られます。
 健康増進センター内の器具使用は、団体での申し込みになります。しかし、フィットネス21パークのヘルスビートは、いつでも使用することができます。
 なお、健康増進センターの開放日は後日お知らせします。
保健福祉課 

『嵐山町報道』456号 1996年(平成8)6月1日
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