第6巻【近世・近代・現代編】- 第1章:地誌
『わたくしたちの村 すがや』昭和40年(1965)
二、広さと人口
(1)広さ
わたしたちの村はどのくらい広いのでしょうか。やくばへ行って、かかりの人に、村の広さ(面積)をきいてみると、みんなで「三〇・〇二平方キロメートル」。あるということです。
けれども、この広さのところには、山があり、田やはたけもあります。そのほか道になっているところも家のたっているところもあります。上のグラフをみて、それらのとちが、どのくらいの広さになっているかくらべて、村のようすをかんがえてみましょう。
(2)人口のうつりかわり
つぎに、わたしたちの村の人口についてかんがえてみましょう。人口というのは、おとなもこどもも、そしてとしよりもあかんぼうも、わたしたちの村にすんでいる人ぜんぶの人ずうです。ことし(昭40)やくばでしらべた村の人口は、九八四五人です。
人口はまい年すこしずつかわっていますが、長いあいだの、かわりかたのようすをみると、とくべつなできごとがあったときのほかは、すこしずつふえていくようです。上のグラフは、およそ四〇年ぐらいまえからのわたしたちの村の人口のかわってきたようすをしるしたものです。
村の人口がどのようにかわってきたかグラフをみながら、みんなではなしあってみるとよいでしょう。(3)人口みつど
こんどは人口みつどということについてかんがえてみましょう。
「一平方キロメートルの広さのところに、へいきんして、なん人すんでいるか」ということをかんがえるのが人口みつどです。
わたしたちの村の人口みつどはなん人ぐらいなのでしょう。下のひょうをみてはなしあってみましょう。人口みつどが多いのは人口みつどがたかいといい、すくないのは人口みつどがひくいといいます。日本のくには外こくとくらべて、人口みつどのたかいくにとしてしられています。人口みつどがたかいということは、せまいところに多くの人がすんでいるということです。わたしたちの村はどうでしょうか。はなしあってみなさい。
菅谷村立七郷小学校『わたくしたちの村 すがや』(1965年)