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嵐山町web博物誌・第5巻「嵐山町の中世」

第5巻について

 第5巻を構成するに当たっては、嵐山町の中世史の特色をより鮮明に打ち出すこととし、歴史の教科書のように編年的に時代を追っていくのではなく、大きなテーマを5項目にしぼって章としました。
 大きく分けると、1・2章は、武将や城・合戦など歴史の表舞台での出来事です。3・4章は、寺社や信仰遺物を通じてわかる中世の人々の心のありようです。そして5章は、激動の時代を縁の下から支えた大多数の人々、すなわち民衆の日常と暮らしという3部構成になっています。どの章にも共通する構成の方法として、嵐山町から出発し、関連する資料は県内へ、そして全国へとわたっていきます。特にコラム欄を設けて、広い範囲の場所を扱いました。すなわち、日本史の中で嵐山町の歴史がどう位置づけられるかという点への配慮も、この本の大きな特色のひとつです。