第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動
国立女性教育会館 (NWEC)
嵐山町 高齢化社会で質疑
全国婦人教育交流集会始まる婦人を取り巻く課題、特に高齢化社会に焦点をあて、今後の取り組み方について、広く意見や情報交換を行う「昭和56年度全国婦人教育交流集会」が十八日、比企郡嵐山町菅谷の国立婦人教育会館で開会した。
『埼玉新聞』1982年(昭和57)2月19日
今回のメーンテーマは「“高齢化社会を迎えて”高齢化社会の中私たちの課題」。参加者は全国から公募して集まった主婦、公務員、など百人。
この日は午後一時から開会、縫田曄子館長のあいさつのあと、一般公開のシンポジウムが行われた。シンポジウムでは、NHK解説委員東浦めい氏、東京都老人総合研究所社会学部長前田大作氏、甲南大学文学部教授増田光吉氏、機械振興協会経済研究所調査役松山美保子氏の四氏が“来るべき高齢化社会について”それぞれの立場から意見を述べて、それについての質疑応答が行われた。
きょう十九日には①健康・福祉②家庭・家族③経済・就労④社会参加⑤学習について——をテーマとした分科会と交流、最終日に全体会が行われる。