ページの先頭

第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動

第3節:法人組織

菅谷地区・七郷地区母子愛育班合同体験発表会(1965年)

愛育会の一役員となって感じたこと

            太郎丸支 鈴木みや

 私は愛育会の役員となって10ヶ月を経過いたしました。太郎丸地区では赤ちゃんが現在おりませんので、活動はしていない状態となっております。血圧が高くて医師にかかっている人は何人かおられますが、今の私達にとっては、特に問題とは思っておりませんでした。ところが12月24日に鉤虫(十二指腸虫)の集団駆除を行っていただきました時に感じたのですが、私もその中の1人で飼育所に行きました。
 保健所長さんから、鉤虫についてお話を聞きましたが、私達の地区では65.4パーセントの人が鉤虫保有者であることと、日常生活に於て自分としてはあまり自覚症を感じていないようでも、大切な血液をすわれ、知らないうちに健康を害していることがわかりました。それに地区の人全員が協力して検便を行ない、保有卵者は駆除に当らないと絶やすことができないことなので今后私達は愛育会活動としてとりあげ、鉤虫を一掃することに力をそそいではどうかと考えて見ました。

菅谷地区・七郷地区『母子愛育班合同体験発表会』資料 1965年2月15日
このページの先頭へ ▲