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第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動

第1節:婦人会

菅谷地区婦人会『つどい』創刊号1958

鎌形音頭、鎌形小唄

            鎌形 内田朝子

鎌形音頭

一、ハアー島の芝地でヨー嵐山の桜ヨイサッサ
  花のネエサテ 花の便りに花の便りに君を呼ぶ
    ソレホニソレホニヨイトコ鎌形エンエンヤンと浮かれてひと踊り
二、義仲を要に清水が招く 花の日傘が忘らりょか
三、祇園囃子と自慢の踊り どんと湧き立つ村景気
四、ゆれるチョウチン桜の祭 染めた紅顔恋の花
五、名所槻川旅衆も賞める 鮎が虹よぶ七色の橋
六、神楽太鼓の八幡様は おらが田の神守り神
七、松も年ごろ塩山育ち 踊る手ぶりの月明り

鎌形小唄

一、桜吹雪にほんのり明けて
  招く嵐山花の島
  小膝叩いてつい又一と夜
  名残りつきない旅の人
  ネエホニネエホニそぢゃないか
    鎌形よいとこ
      そぢゃないか
二、噂義仲夜桜散らし
  音にささやく夢の国
  岩の上にてよりそう影は
  月も見ぬふり聞かぬふり
  ネエホニネエホニそぢゃないか
    鎌形よいとこ
      そぢゃないか
三、浮かれ囃子の花咲く道は
  恋の花道人の波
  歌や踊りも自慢の種子よ
  三里ひびいて夜明けまで
  ネエホニネエホニそぢゃないか
    鎌形よいとこ
      そぢゃないか
四、さすて秩父へ引く手は八幡
  踊りゃ極楽気もはずむ
  手ぶりよい娘は塩山紅葉
  秋はどなたの胸に散る
    ネエホニネエホニそぢゃないか
    鎌形よいとこ
      そぢゃないか

菅谷地区婦人会『つどい』創刊号 1958年(昭和33)11月
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