第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動
菅谷婦人会『しらうめ』第16号1996
秋田で出会った“いい女たち”
菅谷四区 寺山サキ子
第二十七回全国ボランティア研究集会、秋田集会に参加した私は、「女たちでまちづくりしようよ」こんなタイトルにひかれて飛び込んだ分科会で“いい女たち”と出会った。
菅谷婦人会『しらうめ』第16号 1996年(平成8)3月
東京の佐野さん、ハンディを持ちながら六歳と四歳の子供を育てている三十代のお母さん「感謝の気持ちを忘れずに」と、さりげなく言う。
山形の武田さんは「私はやまんば。」全国に沢山のやまんばを作るという行動的で明るい人。
秋田の山上さんは女性農業士。学びたい、仲間がほしいという思いから作った自分のグループ作りの体験を熱く語ってくれた。
自分の経験した「生活学校」の話をしてくれた秋田の橋野さん。
茨城県総和町の女性のまちづくり研究会の活動報告をした武部さん。
もう七十歳を越えているのにとても元気に話してくれた秋田の松橋さん、上田さん、草なぎさん、ホテルまで一緒だった山本さん。一人の“いい男”をのぞく三十人の“いい女たち”こんなに楽しく、こんなに熱く、こんなに自然に語りあえた事に心から感謝します。皆に分けてもらった“元気を”“勇気を”優しい心を忘れずに、今度皆に出会った時、“いい女”といわれるように努力したい。