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第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動

第1節:婦人会

菅谷婦人会『しらうめ』第16号1996

青木会長お元気でいってらっしゃい!

                      菅谷八区 山下栄子

 「今年の三月から、夫の仕事の都合で、マレーシアへ行くことになりました。三年間、留守にしますがよろしくお願いします。」
 隣町へ出かけるような表情で語って下さった青木さん、日本狭しと今や世界に目を向けていらっしゃるのでしょうか。何をするのにも積極的で、楽しくやっておりましたね。だからこそ、夏祭り、町民体育祭等々の参加も、八区ならではの催しが出来たのかも知れません。積み立てをして一泊旅行の行事も定着しました。今年は、天童温泉、さくらんぼ狩りでした。
 これらの一コマ一コマが思い出の行事になろうとは思ってもみませんでした。八区には欠くことの出来ない青木さんの存在、今はぽっかりと穴があいたような気持ちです。
 「みんなでマレーシアへどうぞ」というお話は、次回の役員にお願いしますね。
 八区新年会の席上、壮行会にしては少し早いと思いましたが、“お元気でいってらっしゃい”の言葉を添えて、コチョウランの花を贈りました。そして二月には、今年度最後の行事でもある、集会所清掃を行ない、ゆっくりと会席料理を味わうことになっております。
 八区の行事を離れて「障害者とふれあいの集い」のお手伝いをする機会がありましたが一番心に残りました。共に楽しみ、一緒に生きているという実感を味わうことが出来たのです。青木さんが会長として力を入れたいのは、この事ではないのかと思いました。少しでもボランティア精神があったなら、温もりのある生き方が出来るのでは、そんなことを教えられました。力不足の役員だったと反省しながら、新役員にバトンタッチする事が出来、ほっとしています。
 青木さん、どうぞ婦人会のことは心配なさらず、最愛のだんな様と共に、あちらでもご活躍下さい。私達は、三年後のお話を楽しみにしております。

菅谷婦人会『しらうめ』第16号 1996年(平成8)3月
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