第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動
菅谷婦人会『しらうめ』第16号1996
夏祭りに思うこと
菅谷二区 藤原禮子
「楽しかったわ」「夢中で子供達と遊んじゃったぁ」「全然疲れなかったの」「これって何なのだろうね。」「童心に戻り快感だったのかしら」などなど、嬉しい言葉をかけてもらえた夏祭りだった。
菅谷婦人会『しらうめ』第16号 1996年(平成8)3月
お祭りなんて、出る幕じゃあないわ、なんて日頃思っていたのに、お役目とはいえ、やればできるものだ。
暑い中を、川越まで仕入れに付き合ってくれた子供会の人々。きれいな箱を準備してくれた人。可愛いポスターを、一生懸命書いて持ってきてくれた人。長い竹竿を遠くからもらってきてくれた人。何十個も風船を膨らませて、届けてくれた人。仕事帰りの忙しい中、リハーサルに、参加してくれた人。すっかり幼い頃にフィードバックして、前夜祭もにぎやかだった。
人を信頼し、お願いして、暖かい心遣いをたくさんいただいて、小さな輪からだんだん大きな輪へと広がって、地域の人々と、心からふれあうことができた。
心を開いて飛び込めば、人は力を出してくれる。貴重な体験をさせてもらった。
楽しかった夏の想い出を、心の宝石箱に入れておこう。次はどんなものが、入るのだろうか。婦人会での、楽しい想い出が、あふれるようにと願いつつ、お手伝いして下さった方に、心からのお礼と感謝の気持をつたえたい。本当に、ありがとうございました。「案ずるより、産むが易し」のことわざ通りだった。何事にも当って砕けろの精神がまだ生かされるかなと思った楽しい夏祭りでした。