第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動
菅谷婦人会『しらうめ』第16号1996
県外研修旅行に参加して
川島 澤エツ子
平成七年(1995)十一月十六日、清々しい空気漂う朝八時に小川町役場をバスで出発致しました。菅谷婦人会からは六名の参加となりました。
鴻巣、羽生、須賀川とバスを進め、第一の見学場所、芭蕉記念館に、芭蕉の足跡を訪ねました。世の人の見つけぬ花や軒の栗
風流の初や奥の田植うた
五月雨の滝降りうづむ水かさ哉等の句を残して当地に八日間も滞在したそうです。郡山で昼食後、四季の里でこけし作り、ガラス工芸の実演を見学、実習して(希望者)本日の宿、土湯温泉へと向かいました。そして恒例の、夕食後の余興大会等に大いに親睦を深めることが出来ました。私達もクイズ、踊り、歌にと大活躍致しました。翌日は九時にホテルを出発して、まず智恵子の生家、記念館を見学して作品や愛用の品に触れることが出来ました。次は安達ヶ原ふるさと村で鬼ババの怖くも哀しい物語を聞き、昼食後大燐寺で二本松少年隊のお墓をお参りして、二本松菊人形展の見学となりました。十一月も下旬に近いと言うのに春の様な暖かさでさすが日本一と言われます見事な人形でした。テーマは八大将軍吉宗でした。また会場の霞ヶ城公園の紅葉もそれはそれは見事でした。
菅谷婦人会『しらうめ』第16号 1996年(平成8)3月
美しい菊人形、紅葉を楽しんだ後往の道を反対に帰路を辿り、午後七時三十分、全員の無事と楽しさをお土産に有意義な研修旅行を終えました。