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第6巻【近世・近代・現代編】- 第7章:文芸・学術・スポーツ

第1節:俳句・短歌

俳句

婦人のページ

グループ紹介

古池や蛙(かわず)とびこむ水の音 芭蕉

 皆さん、嵐山俳句会のお仲間になりませんか。嵐山俳句誌の生い立ちをご紹介いたしましょう。藤野ゆかり(豊吉)先生が公民館長の時だったと、記憶いたしております。昭和四十四年(1969)、町の公民活動の一つとして、藤野先生を主幹とする「紫」という会で発足して以来、毎月発行いたしております。
 初めのころは、恥ずかしいという声もあり無記名でした。その後「嵐山」と改名いたしました。そのころは句会も開き、吟行もいたしました。藤野先生には、ご多忙の中に編集され、五十九年(1984)三月号まで長い間ご苦労いただきました。
 皆様の熱意とご努力が実り、嵐山俳句誌も六十一年(1986)五月には、第百十九号を発行することが出来ました。がり版刷りではありますが、自分の作品が製本される喜びと、十七文字の俳句の奥行きの深さを鑑賞し、楽しみ味わう文学です。エプロンのポケットに手帳と鉛筆をしのばせ、食事の支度をしながら、メモする楽しさ、俳句は台所からもたくさん生まれます。
 皆さん、嵐山俳句会へ気軽に投稿してみませんか。婦人のグループ紹介とありますが、どなたでも結構です。平均年齢は、五十歳。嵐山俳句の輪を、大きく育てようではありませんか。
 雑詠 五句
 競詠 二句 
 締切 毎月二十五日
 公民館活動ですから、会費は要りません。
 投稿先 嵐山中央公民館

『嵐山町報道』342号「婦人のページ」 1986年(昭和61)5月25日
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