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第6巻【近世・近代・現代編】- 第5章:社会

第3節:災害・消防・警察

消防

ぼくらの嵐山分署たんけん! 〜嵐山分署新庁舎のご紹介〜

嵐山分署新庁舎を訪問した子どもたち|写真

新庁舎の玄関|写真

 小川消防署嵐山分署の新庁舎が4月、平沢区画整理地内の平沢川島線沿いに開署しました。
 新庁舎の場所は嵐山町のほぼ中心、東上線の立体交差も近くにあり、北へ向かう際には踏切に遮断されることなく、現場へ直行できるようになりました。国道254バイパスにも近く、消防・救急に関して理想的な場所となっています。消防・救急需要が高まる今日、この近代的施設を備えた新庁舎は、大きな効果が期待されます。
 今回は、この新しい嵐山分署の内部をご紹介します。
 取材当日はかわいいお客さんたち……菅谷9区の子ども会のみなさんが見学に来ていたのでご一緒させてもらいました。
 普段見ることのない分署の中を目にした子どもたちは、興味津々といった様子。嵐山分署の職員のかたが、新しい署の中を親切に案内してくれました。

新庁舎の玄関|写真
▲仮眠室(2階)プライバシーに配慮した個室になっています。

トレーニングルーム|写真
▲トレーニングルーム(2階)広い部屋に子どもたちは大はしゃぎ

訓練塔A|写真
▲訓練塔A(15m)

訓練塔Aに登った子どもたち|写真
▲訓練塔Aに登った子どもたち。

訓練塔B|写真
▲訓練塔B(7m)

出動表示盤|写真
▲出動表示盤
 コンピューター制御で多目的に使用できます。

ホール・階段|写真
▲ホール・階段

ホール・階段|写真
▲出動準備室(1階)消防車庫へ通じる通路の様な部屋です。出動の際、消防士はここで装備を整えます。

出動準備をする消防士|写真

子どもたちへ消防装備の説明をする様子|写真

放水の実演|写真

嵐山分署では見学者を随時受け付けております。気軽に、ご連絡ください。

新たな気持ちで努力を

署長|写真
小川消防署嵐山分署長 森田茂夫

 嵐山分署は昭和47年に小川地区消防組合第一分署として菅谷に開署、平成4年には東松山地区消防組合との統合により、小川消防署嵐山分署と名称を変え業務を行っておりましたが、建築後27年を経て老朽化が進み、町ならびに地元関係者のご理解を賜り、このたび新庁舎を建設することができました。
 新庁舎は鉄筋コンクリート2階、一部6階建、仮眠室の個室化、体力訓練のトレーニング・ルーム、出動のための準備室、救助訓練のための訓練塔など、数多くの設備を備え、管内の各分署にはない設備であり、近代的な庁舎であります。
 職員一同新たな気持ちで住民の生命・財産を守るという消防使命達成のため、日夜業務を遂行しております。今後も住民の期待に沿うよう努力してまいりますのでよろしくご協力くださいますようお願いいたします。

常備消防
嵐山分署のしごと

 嵐山分署では、昼間は8名、夜間は6名の職員が待機しており、常時、災害や救急に備えて厳しい訓練、装備・設備の点検・整備を行っています。
 この他にも年間を通して、各事業所を対象とした「通報・避難・誘導・消火訓練」の指導にあたっています。特に夏は、水難事故が多くなる季節です。この期間は、学校および一般事業所のかたがたへ、救急講習を実施し、CPR(心肺蘇生法)の指導を行うことで救命率の上昇を図っています。
 嵐山分署では、設備の充実、訓練、救急指導など、多方面からのアプローチで、町民のみなさんを事故や災害から守る努力をしています。

新庁舎の外観|写真

嵐山町広報『嵐山』53号 1999年(平成11)7月1日

非常備消防
嵐山消防団が竿頭綬(かんとうじゅ)を受賞

竿頭綬の賞状とペナント|写真

 嵐山消防団が、消防庁長官より竿頭綬を受章しました(3月5日、東京ニッショウホール)。
 これは、災害の防除と消防力の強化に努めた成績優秀な団に贈られるものです。昨年、埼玉県の消防操法大会において4位入賞を果たした実績なども評価されました。
 これからも地域住民のかたがたと一体となって各種災害の軽減、防護に努力していきますので、ご協力をお願いします。

嵐山町広報『嵐山』53号 1999年(平成11)7月1日
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