ページの先頭

第6巻【近世・近代・現代編】- 第5章:社会

第3節:災害・消防・警察

風水害

大正二年九月*1大洪水

*1:八月が正しい。

一、大正二年八月二十六日午前中ヨリ降雨二十七日午前二時頃ヨリ東北風起リ午前六時ヨリ風力次第に加ハリ十一時頃ヨリ増水午后一時石橋葛袋地内都幾川北岸堤防総越水一尺ニ及ビ四十三年度ノ大洪水ヨリモ高キコト二尺為メニ葛袋字河北ハ侵水床上三尺ニ及ヘルモノアリ午后三時頃ヨリ減水セリ

二、都幾川南岸ニアリテハ大字下唐子字中井ハ流域ニ最モ接近セルヲ以テ被害甚シク堤塘亦半潰セル所アリ高橋馬太郎ノ宅ハ半潰ニ及ベリ

三、水量は四十三年度ヨリ多大ナルモ風力甚タ弱カリシト時間ノ短カカリシトヲ以テ被害ノ程度激甚ナルニ至ラザリシハ不幸中ノ幸ナリシ

四、大字上唐子地内月田橋ハ其ノ橋詰ノ道路崩潰シ塵防柱ヲ失ヒ橋身ニ歪ヲ生セリ

五、都幾川河身ニモ変化ヲ来セル所アリ

六、被害状況【以下省略】

『唐子村郷土誌』水害史
このページの先頭へ ▲