第6巻【近世・近代・現代編】- 第5章:社会
新生活運動
婦人会新生活運動に積極的
まず七五三を簡素化菅谷地区婦人会ではかねてから新生活運動を実施すべく考慮中であったが、差し当り昨年の七五三からこれを具体化して実行に移した。
『菅谷村報道』77号 1957年(昭和32)1月25日
従来は七五三の祝いを着飾って歩いたり配り物などしてきたが、今度からは新入学生のみを対象として各字の婦人会が中心となり、各字で適当な日を決めて神社に集まり式を行うことになっている。鎌形地区では一月七日午前十時半から八幡神社で新入学児童三十二名を集めて母親達と共に神官の祝詞で式を行った後、藤野鎌小校長から話を聞き、お土産にノート、鉛筆、農協貯金袋、千歳飴などもらって還って行った。
これについて根岸婦人会長は次の如く語った。
婦人の力はまだ何としても弱いので新生活運動を実行するにはどうしても男の方の協力が必要です。又、村や各種団体の指導と応援がなければできないと思います。