第6巻【近世・近代・現代編】- 第4章:教育・学校
日本農士学校
畠山重忠館跡に高等農学校設立
既に廿町歩を買収契約 酒井忠亮伯が建築する比企郡菅谷村畠山重忠館跡付近の土地二十余町歩に対し、最近同村郵便局長等の斡旋で土地買収の契約をなし、既に地主十数名から売買契約の調印を取ってゐるが、右は東京の伯爵酒井忠亮(さかいただあき)【酒井忠正(さかいただまさ)】氏が私立高等農業学校を同地に設立のため、校舎の敷地と実習地の買収であって、校名は私立高等農士学校とする筈であるといはれる。
『東京日日新聞』埼玉版1930年(昭和5)9月26日
※句読点を新たに付けた。