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第6巻【近世・近代・現代編】- 第3章:産業・観光

第4節:養蚕・畜産

武蔵酪農創立四十周年の歩み

武蔵北部酪農組合の発足

○設立登記

 319名の同意者を得、組合員の協力と期待を担って1月22日創立総会を開催し、誕生した武蔵北部酪農農業協同組合は、2月19日付 定款その他必要書類を添え、設立許可申請書を発起人中島信治他15名により埼玉県知事大沢雄一氏に提出され次の通り許可された。

  25農協収160号
農業協同組合設立認可指令
    比企郡菅谷村
    武蔵北部酪農農業協同組合
               発起人 中島信治  他15名
昭和25年2月19日申請の武蔵北部酪農農業協同組合の設立について認可する
  昭和25年6月9日

                         埼玉県知事 印

 設立認可を受け8月18日出資の払込を完了した。
     総出資者数       327名
     総出資口数       1209口
     出資一口の金額     100円
     総出資金額      120900円
 昭和25年8月28日設立登記完了(浦和地方法務局小川出張所)
 昭和25年9月1日大沢雄一埼玉県知事に設立登記完了報告書を提出した。

○執行体制

 事務所を比企郡菅谷村大字菅谷232番地の3に置き武蔵北部酪農農業協同組合は発足した。
     (7月に新設された東京乳業比企集乳所の一隅を借用)

 理事会の互選により初代組合長専務が選出され
       組合長  吉田龍次郎(常勤)就任
       専務   山下 武二(常勤)就任

 昭和25年9月1日付で下記の者が職員に採用された。
  職員
       購買担当        荒井照雄
       診療〃    獣医師  田村孝一
       受乳〃         吉田愛子
(役職員共総立総会前後より業務を担当し、田村獣医師は2月1日着任2日より診療に従事した)
 昭和25年12月6日加藤留平人工授精師嘱託に採用。

○発足時の組合員名簿(327名)

菅谷村 45名
 武井與平 山田眞平 小林忠一 河合賢一 村田文作 内田時治
 西 忠一 奥平常太郎 内田喜雄 内田与市 内田惠一 山下武二
 関根茂良 関根金平 内田孫三郎 瀬山友治 簾藤庄治 根岸直次
 小沢庚一 小沢長助 川島重治 鯨井正作 根岸梅松 中島信治
 山岸一利 中島利恭 中島福治 関根常次郎 木村留造 根岸寅次
 中島年治 笠原傳吉 権田豊治 権田和重 権田昭三 島崎栄助
 島崎竹雄 高橋増三 根岸房吉 高瀬梅治 出野 好 侭田雪光
 深沢高義 武井治平 金子幾太郎
宮前村 60名 【氏名略】
唐子村 42名 【氏名略】
野本村 24名 【氏名略】
竹沢村 12名 【氏名略】
八和田村 18名 【氏名略】
松山町 21名 【氏名略】
大岡村 28名 【氏名略】
西吉見村 10名 【氏名略】
東吉見村 11名 【氏名略】
八ツ保村 30名 【氏名略】
小見野村 12名 【氏名略】
福田村 14名 【氏名略】

『武蔵酪農創立四十周年の歩み』12頁〜15頁 武蔵酪農農業協同組合, 1990年1月
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