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第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第4節:平成

平成の大合併

市町村合併を考える18

町村合併説明会における質疑応答及び意見

 平成15年11月に開催した町村合併説明会での、質疑応答及び意見を3回に分けて掲載します。なお、町のホームページ【URL省略】上で、住民説明会における質疑応答・意見の全てをご覧になれます。

■住民の意向確認など

Q1 住民の意向確認を、住民投票により行うことができないか。
A1 意向確認の方法については、住民投票やアンケート調査によるものなどが考えられますが、いずれの方法により行うかは、現在決まっていません。住民の皆様の代表が参加する、合併協議会や3町3村でどういう方法で行うか協議し、3町3村共通の方法により行いたいと考えています。

Q2 3町3村でどうなのかということではなく、まず嵐山町でどうなのかを考えるべき。住民の意向がどこに反映しているのか。合併する前に、意向を確認するということですが、町民が本当に合併したいと思っていると、確信しているのか。
A2 議会は住民の皆様を代表しているものですので、その意見についても住民の意見として、反映させていきたいと考えています。

Q3 町が平成13年12月に行ったアンケート調査の結果(東松山市を含む合併を望む町民が多かったこと)と、今回の3町3村の枠組みが違っているのであるから、この形で進める前に、もう一度アンケート調査を行うべきであると思うがどうなのか。
A3 合併協議会を設置することと実際に市町村が合併することは、同一ではありません。合併協議会は、新市の建設計画の策定、新市の名称、議会議員の身分の取り扱い、地方税の取り扱い、条例などの取り扱い、補助金の取り扱いなど各町村が行っている事務事業の内容の調整などを行います。協議が進むことにより、住民の皆様に対するサービスや負担の内容などが見えてきます。それらをもとに、住民の皆様の意向確認を行い、各町村はその結果を尊重することとなるものと考えています。

■住民サービスなど

Q4 職員数の減少により、ある施設は残し、ある施設は廃止するということが出てくると思うが、どのような扱いになりますか。
A4 職員の減少する部門は、主に管理部門(総務、企画、議会など)になると考えられます。なお、施設の利用方法などの調整方針については、今後合併協議会において検討協議し、決定していくこととなります。

Q5 保健事業については、合併して大きくなることが良いことなのか疑問です。人口9万人の東松山市では、個人に対してのきめ細かなサービスが難しくなっていると思います。
A5 3町3村においては、それぞれ保健センターがあり、きめ細かなサービスを行うことに、対応できるものと考えています。

Q6 既に提出している地域の要望、事業に関連した要望などについては、合併した場合、どのようになるのか。
A6 約束した事項につきましては、新市に引き継ぎ、実行できるよう努力してまいります。

Q7 新市の組織、市民の窓口はどうなるのか。
A7 庁舎の取り扱いについては、一般的に次の3つの方法があります。
①本庁方式………新市の組織を一つの庁舎に集約し、本庁舎以外の庁舎は、窓口的な機能をもつ支所、出張所となる。
②分庁方式………従来のいくつかの庁舎に、行政機能を振り分ける。
③総合支所方式…管理部門などを除き、従来の機能をそのまま残す。
 どの方法によるかは、今後合併協議会の中で、検討協議していくこととなります。

■合併の枠組みなど

Q8 滑川町が8市町村による合併に対し、消極的であったということですが、その理由は。また、嵐山町の議会議員も、8市町村による合併に対し、消極的であったということですが、その理由は。
A8 小さな町と大きな市が合併することが、対等合併ということになっていても、実際は吸収合併になってしまうのではないかという、危惧ぐがあったのではないかと考えています。

Q9 都幾川村や玉川村などは、町に吸収されるという懸念があるのではないかと思いますが、どのような状況ですか。
A9 都幾川村、玉川村、東秩父村の3村は、この合併について、積極的で熱心であると感じています。3町3村は、衛生組合において協力関係にあり、お互い信じ合い、合併に向かって進んでいる状況です。

Q10 町が13年12月に行ったアンケート調査によると、東松山市との合併を望む町民が、圧倒的に多かった。それにもかかわらず、全く違う枠組みにより、17年3月という期間を限定し、合併を進める意味はなにか。
A10 東松山市を含む8市町村による合併については、実現することができなくなりました。3町3村が合併し東松山市と同規模になり、その後東松山市と合併するという考え方も持っています。

Q11 合併しようとする地域間においての、基盤整備や行政機構などの格差について、どのように考えているのか。それらを考えたとき、東松山市に学ぶものがあるのか、現在の3町3村の枠組みの中に学ぶものがあるのか。
A11 3町3村それぞれの行政サービスについては、同一ではなく、進んでいるものもあれば、他町村に比べ遅れているものもあります。このことは、嵐山町についても、例外ではありません。それぞれの町村の特色を生かしながら、遅れているものは積極的に推進し、バランスを取っていくことが、重要であると考えています。

Q12 11月21日に合併協議会の設置について、議案を提出する予定であるそうだが、今回の説明会の意見などは、どのように反映するのか。例えば、説明会の中で、東松山市との合併を希望する声が多かった場合、提案しないのか。
A12 合併協議会は、新市の建設計画の策定、新市の名称、議会議員の身分の取り扱い、各町村が行っている事務事業の内容の調整などを行います。協議が進むことにより、住民の皆様に対するサービスや負担の内容などが見えてきます。それらをもとに、住民の皆様の意向確認を行い、各町村はその結果を尊重することとなります。仮に、3町3村の合併に対し反対の声が多ければ、合併協議会を存続する意味もなくなるものと考えています。

問合せ 企画課 企画財政係 【内線番号省略】

 なお、平成15年12月1日より比企地域3町3村合併協議会が設立されました。協議会では合併に関するご意見・ご提言をお待ちしております。
問合せ 比企地域3町3村合併協議会 事務局 【電話番号・ファックス番号省略】

嵐山町広報『嵐山』152号 2004年(平成16)1月1日
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