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第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第4節:平成

嵐山町

嵐山小川インターチェンジとコバトン|写真
開通を待つ嵐山小川インターチェンジ(I.C.)とコバトン(3月21日 I.C.見学会)

嵐山町広報『嵐山』155号「表紙」 2004年(平成16)4月1日

比企地域の新たな玄関口として

関越自動車道 嵐山小川インターチェンジ
県道 熊谷小川秩父線バイパス 開通

嵐山小川IC|航空写真
 3月27日、関越自動車道の開発型インターチェンジ(IC)として工事が進められてきた、嵐山小川ICが開通しました。併せて県道深谷嵐山線と国道254号小川バイパスを結ぶ県道熊谷小川秩父線バイパスも開通しました。
 関越自動車道嵐山小川IC及び県道熊谷小川秩父線バイパスの開通によって、周辺地域へのアクセスの向上、観光の振興、地域開発の可能性などさまざまな効果が期待されます。

■完成記念式典■

テープカットの様子|写真 3月27日、10時から花見台工業団地管理センターで、完成記念式典が行われました。上田知事を始め日本道路公団、東松山県土整備事務所、地権者などの関係者約200名が出席しました。続いて、会場を料金所前に移し、テープカット・くす玉開披が行われた後、パレードを行い、開通を祝いました。
 15時の開通にあわせ、高速道路に乗る車、一般道路に降りる車が一気に押し寄せ、利用者の関心の高さが現れていました。

交通ネットワークの整備推進

 関越自動車道は、首都圏と上信越を結ぶ社会経済活動を支える大動脈であるとともに、埼玉県の道路網の重要な骨格を形成しています。その中で嵐山小川IC及びそのアクセス道路となる県道熊谷小川秩父線バイパスの整備は、県が進めている「時間が読める道づくり」の重要な事業として推進してきました。
 嵐山小川ICは、東松山IC〜花園IC間(16.7km)の地点に位置し、県道熊谷小川秩父線バイパスに連結します。嵐山町や小川町などの沿線自治体からの要望を踏まえ、埼玉県土地開発公社の費用負担により、日本道路公団(JH)が建設を実施してきました。県道熊谷小川秩父線バイパスは、嵐山小川ICのアクセス道路であり、県道深谷嵐山線から国道254号小川バイパスを連絡するもので、県が建設を実施しました。

嵐山小川IC・熊谷小川秩父線バイパス開通による利点

 嵐山小川IC・熊谷小川秩父線バイパスが完成したことによるさまざまな効果が期待できます。まず始めに挙げられるのが、嵐山花見台工業団地などIC周辺の施設への輸送時間の短縮、輸送コストの節約が図られ、更なる企業誘致が促進され、地域の活性化が期待されます。
 そして、よりサービス水準の高い交通ネットワークが形成されることにより、嵐山、小川両町だけでなく、比企地域の更なる発展が期待されています。また、従前は東松山ICまたは花園ICを利用していた交通が、今回完成した嵐山小川ICを最寄りのICとして利用することにより、周辺の観光振興の可能性も見えてきます。

■通行初め■

先頭車両の方|写真 IC開通を記念して、15時の一般開通に先立ち、一般車輌5台が優先して通行初めを行いました。これは日本道路公団が申し込み先着5台の車輌を招待したもの。
 開通に先立ち、認定書と、花束が贈られました。
先頭車輌 沢田夫妻(小川町)
「娘(新座市)の家に行くのも便利になる」

■IC・アクセス道路見学会■

IC・アクセス道路見学会|写真 3月21日、IC開通を記念して「IC・アクセス道路見学会」が行われました。待望のIC開通とあってか嵐山・小川町民およそ500名の方々が参加。前日は季節はずれの雪でしたが、当日は汗ばむほどの快晴。参加者は思い思いの場所で記念写真を撮ったり、普段あまりよく見られない場所を興味深く見学していました。

嵐山小川IC及び主要地方道熊谷小川秩父線|平面図

関越自動車道(嵐山小川IC)

工事期間 平成13年度〜平成15年度
インター型式 トランペット型
連結道路 県道 熊谷小川秩父線バイパス
総事業費 約40億円
用地買収 4万3千m2
事業内容 切盛土 28万m3

県道 熊谷小川秩父線バイパス

内容 県道深谷嵐山線(嵐山花見台工業団地)から国道254号小川バイパスへアクセスする道路
道路規格 第3種2級設計速度 60km/h
事業費 約120億円
用地買収 約12万m2 建物移設14棟
主要構造物 ・本線橋梁 4橋 ・関連町道橋 4橋 ・関越ボックスカルバート 1ヵ所
事業内容 切盛土 17万8千m3

嵐山町広報『嵐山』156号 2004年(平成16)5月1日
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