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第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第2節:昭和(町制施行前)

菅谷村

住民福祉百年の大計成る
 新村菅谷村誕生

人口 九、三九三人
面積 三〇平方粁

新村の区域は菅谷部会の一部を形成し、行政、教育、文化、産業、経済等あらゆる点について、極めて高度の関連性と近似性を有している。仍つて茲に新村を建設して二ケ村の総力を結集し、行政組織を合理化し、財政の強化と行政能力の向上をはかり文化の発展産業の開発等、住民生活の全面に亘つて強力なる施策を執行し以つて住民福祉の増進を期するものである

懸案の菅谷七郷合併問題は三月下旬に至り急転直下両村間に、完全に合併協議が成立し、遂に三月二十七日両村議会に於て、廃村並に新村建設の決議が行はれて新村菅谷村は四月十五日を以つて、力強くその第一歩を踏み出すことになつた。新村は世帯数一、五八二、人口九、三九三、面積約三十平方粁で、町村合併の本旨に即応した適正町村の規模を具へ、経常費予算約二千万を適切有効に投入することによつて、模範的理想郷を建設することが出来ると期待されている。
尚村長職務執行者には、旧菅谷村長高崎達蔵氏、参与に旧七郷村長青木義夫氏、旧菅谷村助役小林博治氏、収入役代理に旧七郷村収入役安藤安雄氏、七郷支所長に、旧七郷村助役井上文雄氏が決定した。
新村建設計画は次の通りである。

【新村建設計画は省略】

『菅谷村報道』56号 1955年(昭和30)4月25日
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