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第6巻【近世・近代・現代編】- 第2章:政治・行政

第2節:昭和(町制施行前)

旧菅谷村・七郷村

大衆党比企支部員 続々取調べらる
     不穏文書配付に端を発し

比企郡下の電燈料値下運動に関し大衆党比企支部の不穏文書配付問題で党員宮前村早川義夫(18)(仮名)を七日松山署で取調べたに端を発し同支部の或種の計画が発覚支部長菅谷村助役大野幸次郎氏は七日小川署の取調べを受けると共に家宅捜索を受け続いて同党幹部鞠子、千野、松浦、早川の諸氏八日続々と松山及小川両署に召喚取調べを受けてゐるが同支部の重鎮で文書部長、企画部長の菅谷村歯科医今村重雄(33)氏が数日前九州方面に立つてしまつたので取調べに困難を来してゐる。

『東京日日新聞』埼玉版 1931年(昭和6)6月10日
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