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第6巻【近世・近代・現代編】- 第1章:地誌

第11節:社会科副読本

『わたしたちの町 らんざん』昭和52年(1977)

三、町の人々のくらしと町役場のはたらき

 役場では、町の人びとのために、いろいろのしごとをしています。わたしたちのために学校をたてるとか、道や橋を作ったり、なおしたりすることや、しょうぼう、えいせい、など、たくさんのしごとがあります。

(1)やくばのしくみやしごと

 町のしくみの中心になるものは、役場です。
 町長さんは、町をよくするための計画をたて、よさんあんを作って、ぎ会に出し、ぎいんさんたちにそうだんして、きめてもらいます。
 ぎ会で、決められたことは、町長さんを中心にしておこなわれますが、役場には、町長さんを助けるために、助役さんや収入役さんをはじめ、たくさんの人たちが、仕事をわけてはたらいています。
 つぎのページの表でわかるように、役場では、わたしたちのくらしとかんけいの深いしごとを、たくさんしています。

表:役場のしくみ

町長
 助役
  そうむか(まとめのかかり)
・町をよくするための、いろいろなじむをする。
・ほうどうを、作る。
・ぎ会とのれんらくをとって、ちょうせいする
・こうがいや、こうつう安全にかんするしごとをする。
  きかくか(町の計画をたてるかかり)
・町をよくするための、計画をすすめる。
・町をよくするために使うお金についてのしごと。
  ぜいむか(ぜい金のかかり)
・土地や家のようすを、しらべて、ぜい金をきめる。
・ぜい金を集める。
  じゅうみんか(こせきのかかり)
・人が、生まれたり、けっこんしたり、死んだ時のとどけを受けつける。
・よその土地から、うつってきた人や、町からでていく人をちょうぼに記入する。
・くらしに、こまっている人を、たすけたり、町の人たちのくらしをよくするためのしごと。
・国民けんこうほけんのしごと。
  さんぎょうか(くらしをゆたかにするかかり)
・のうぎょうやりんぎょうなどをさかんにするしごとをする。
・しょうぎょうやこうぎょうをさかんにするしごとをする。
・かんこうの計画をたてたり、せんでんやあん内をする。
  どぼくか(道や橋を作ったり、なおしたりするかかり)
・道や橋を作ったり、なおしたりするしごとをする。
・町のために、必要なものを、たてるのに、必要な土地をかいあげる。
  かいはつか(土地利用の計画や、下水道についてのかかり)
・町を住みよくするために、土地の利用のしかたなどについて計画をたてる。
・下水道にかんするしごと。

収入役
  すいとう室(かいけいのかかり)
・国や県から来るお金やぜい金をあつかう。
・いろいろに、使われるお金をはらう。

町長
 水道か

 ・教育いいん会
   教育いいん会のしくみ
    教育いいん − 教育長 − 学校教育係
               − 社会教育係
 ・せんきょかんりいいん会
 ・のうぎょういいん会
 ・こうへいいいん会
 ・こていしさんひょうかしんさいいん会

嵐山町社会科研究部『わたしたちの町 らんざん』(1977年3月)
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