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第6巻【近世・近代・現代編】- 第1章:地誌

第7節:七郷村郷土研究(抄)

第二編 郷土研究

第六章 七郷村と隣村との比較觀察

第一節 他町村との比較觀察

觀察要項

1 七郷村を一つの對象として之れと他町村とを比較せしむること。前章に於ける觀察は七郷村に於ける種々なる現象を分析して観察したものであるが、何れの町村でもそれに類した事がある筈です。
2  自己の村を中心として隣村八和田村【現・小川町】、或は菅谷村【現・嵐山町】、福田村【現・滑川町】、或は宮前【現・滑川町】、男衾(おぶすま)【現・ 寄居町】、小原(おはら)【旧・江南町、現・熊谷市】等の村とどんな相違があるか。どんな関係(経済上、交通上、教養上、産業上等)を有して居るか。
3 小川町、或は熊谷町【現・熊谷市】、松山町【現・東松山市】とも隣村と同じやうな比較觀察をなすこと。要するに郷土の町村との比較觀察である一つの共同體としての比較考察をなさねばならぬのだ。
4 他町村との比較觀察の上にどんな風に改良したらよいか。我が村が発展し得るかといふやうなこと。

七郷尋常高等小学校(板倉禎吉編)『郷土研究』(嵐山町立七郷小学校蔵)
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