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第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動

第3節:法人組織

日本赤十字奉仕団

赤十字奉仕団をご存じですか

                  委員長 米山よし

 日本赤十字社は、西南戦争の時、敵味方の区別なく負傷された人々を看護したことによって、結成されたと聞いております。
 嵐山町日赤奉仕団も結団以来、二十三年目になり、団員数は現在二百九十四名です。
 活動内容は、
一、社協主催事業に協力、敬老会、古稀の祝い、戦没者追悼式等の接待と、給食サービスを年二回、手作りを賞味いただいております。
二、在宅ねたきり者の方にとタオルで作った前掛け作り、簡単なものですが大変喜ばれております。
 また、金婚者及び在宅ねたきりのかたへ贈呈の町の木、梅の花作りをしています。女性ならではの細かい仕事で、団員の皆さんによって出来る手作りのお花です。
三、清掃作業として、河川清掃及び婦人会館周辺の草刈りなどをしております。
 今年は、五月二十日二瀬川岸周辺のゴミ、空缶拾い等、五十余名の団員の皆さんの協力を得ていたしました。都幾川の清流を眺めつつ、美味しい空気を胸一杯吸って心地よい汗を流しました。役員さんの心づくしのお茶・漬物などを頂きながら、草むらでのひと時は心洗われる思いでした。
四、その他、団員による一円玉の募金を歳末に寄付、町での催物の時の接待、救急法、家庭看護法講習会などです。、これからあらゆる福祉事業が町村に移行されると伺っております。
 ボランティアとしての日赤奉仕団もいろいろな課題がありますが、明るく豊かな町づくりに参加し、努力して参りたいと思っております。皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。

嵐山町社会福祉協議会『社協らんざん』第12号 1991年(平成3)7月15日
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