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第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動

第3節:法人組織

嵐山町母子愛育会昭和48年度合同研修会(1973年度)

愛育班活動とは

1. 地域の婦人たち 愛育班役員が中心となり、日常生活の場で、母と子が幸せになるため、保健衛生を主とした、自主的な組織であります。
2. 対策として、市町村など、行政の中でとり入れられるが、健康や幸福は、他からあたえられるものだけではなく、個人自らの自覚と努力によって得られるものであります。これを確保するためには、近隣との助け合いを基にした組織活動が大切です。
3. 近年私達の生活は社会情勢の急激な変化により、きびしいものになっています。健康ということを再認識しなければ日常生活を送ることは、むずかしい時代だと思います。
 健康管理はあくまで自主性を忘れてはなりませんが、個人で問題を解決するには限りがあります。愛育班の役員さんをとおし、地域の人々が手をたずさえ、助けあって、健康でゆたかな生活ができるようにいたしましょう。
4. 愛育班は地域全体の人が参加することに意義があります。会員の方は、自分の近所の人に活動内容をお話し、入会をすすめてみましょう。
5. 参考までに町の国民健康保険で、月平均の医療の状況をあげてみます。
 国民健康保険加入者 5700人
 1ヶ月平均受診者数 1800人
 月平均1人当り医療費 6667円
 加入者の3人に1人は毎月医者にかかり、月平均総医療費は1200万円となっております。

 私達は健康生活をいとなむ知識を学び、健康相談の利用により、健康状態をたしかめるなど、積極的な関心を持つよう、愛育班活動に参加協力いたしましょう。

嵐山町母子愛育会『昭和48年度合同研修会資料』
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