第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動
菅谷地区婦人会『つどい』創刊号1958
雑感
志賀 高橋琴子
何(ど)んなさ細(さい)なことでも、夢にも思わぬ事を云い付けられなさねばならぬ事でしたら、誰しも驚かざるを得ないと思います。増して責任のある事でしたら直一層の驚きと不安を憶えます。又「これは困った事になったものだ」と心の動揺も有ります。その一端を味はいさせられたその節は不愉快で堪られず、それと共に周囲に及ぼす影響は非常に大きいと思います。又失態をおかす素にもなります。ですから何事も予告あらばどんなにかスムースに事が運ばれると思います。
菅谷地区婦人会『つどい』創刊号 1958年(昭和33)11月
増して団体生活の責任者たるべき時等は、ある場合は男子と異なり色々都合もあり、男女同権の時代なれども、未だ現在の家庭婦人の立場に於ては予告して欲しいと希望します。