第6巻【近世・近代・現代編】- 第8章:女性の活動
菅谷婦人会『白梅』第1号1980
文芸欄 松本茂子 山里は夕やみ深く静もりて 梅ほのぼのと匂い来たれり 奥野ハナ 人柄の変りし如く風邪気味の 我を気づかい休めといふ夫 村瀬信子 年毎に姿消しゆく山つつじ はつはつ芽吹く木洩れ陽の中 伊東ときゑ 撒く豆の空しく散れり息子(こ)等の部屋 久に灯して鬼やらいなす 加藤清子 山頂の芽吹き明るく無住寺 菅谷婦人会『白梅』第1号 1980年(昭和55)
松本茂子 山里は夕やみ深く静もりて 梅ほのぼのと匂い来たれり
奥野ハナ 人柄の変りし如く風邪気味の 我を気づかい休めといふ夫
村瀬信子 年毎に姿消しゆく山つつじ はつはつ芽吹く木洩れ陽の中
伊東ときゑ 撒く豆の空しく散れり息子(こ)等の部屋 久に灯して鬼やらいなす
加藤清子 山頂の芽吹き明るく無住寺