第6巻【近世・近代・現代編】- 第4章:教育・学校
七郷小学校
七小給食室完成 小中学校同時に給食
七郷小学校の給食室は一月いっぱいで完成、二月三日に完工検査を終り、小学校、中学校とも十日から給食を開始した。落成式は二月二十日、小学校の礼法室で行われ、金子教育長の開式の辞、関根施設整備委員長の挨拶と経過報告、青木村長の挨拶、感謝状の贈呈が設計監督者林金吾氏と工事施工者中島賛吉氏にあり、林氏が受彰者を代表して挨拶、来賓として、出席した飯塚県保健課長補佐、瀬戸教育事務所長、山下議長の祝辞があり、小高小学校長の謝辞があって閉会した。
『菅谷村報道』151号 1964年(昭和39)3月10日
この七小給食室は八月、二百八十六万円で関中組が落札し、九月四日に起工式をあげ、約四ヶ月で完成したもので、備品費は五十一万、附帯工事として、廊下六十二万、給水タンク二十万で、総計四百十九万円かかったことになる。このうち国からの補助金は施設費に四十一万四千七百円、設備費に九万六千二百円で計五十一万九百円であった。
この給食室の完成により、村内小中学校の給食は完全に実施されることになったものであり、比企郡下では玉川、都幾川に次いで三番目の完全給食実施の村となったわけである。